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- 派遣薬剤師を詳しく知りたい
- 派遣薬剤師の実情・経験談を聞きたい
今回は夫婦共に多くの派遣経験を持つ筆者が、派遣薬剤師を徹底解説します。
この記事を書いた薬剤師夫婦
ミチル
病院8年▶︎派遣2年▶︎調剤薬局7年
【現在】中規模病院の薬剤師部長&病院人事担当
ヒナタ
調剤薬局5年▶︎派遣3年
【現在】小規模病院の時短社員
この記事を読むことで、”薬剤師派遣”の実情を簡潔に知ることができます。
派遣薬剤師へ転職を考える方の一助になれば幸いです。
・薬剤師派遣をするには、薬剤師人材派遣会社への登録が必要
・薬剤師人材派遣会社とは薬剤師転職サイト(エージェント)のことを指す
・派遣登録は”特に薬剤師派遣に強い”2社
・派遣期間は最短1ヶ月〜最長3年
・時給2500〜4000円、薬剤師過疎地にいくほど好条件
・業務は限定的であることが多い(調剤・監査・投薬のみ)
・メリット(給与、条件に融通が利く etc.)
・デメリット(派遣切り、転職の際に経歴としてみなされない etc.)
派遣薬剤師とは
薬剤師派遣会社と雇用契約を結んで、派遣先(主に調剤薬局)で勤務する雇用形態です。
法定福利厚生(各種保険など)は派遣元で条件を満たすと加入することになります。
給与・勤務地
現時点での相場は2500円〜4000円/時給。
都市部では安く、地方にいくほど高くなります。
【時給の目安】
都市部:2500〜2800円
地方:2500〜3200円
薬剤師過疎地:3500〜4000円
給与は仕事内容ではなく、薬剤師獲得難易度によって決まっているようです。
つまり、求人をかけても募集がこない地域ほど時給は上がります。
”高額案件”頻発地域
【時給4000円以上+住居付き】などの好条件案件はある程度決まった地域に出現します。
静岡、愛知、岐阜、三重、和歌山はよく見かけます。
他にも東北や四国も散見されます。
派遣期間
最短1ヶ月〜最長3年で希望に応じて契約期間を決めます。
ただし、1箇所の就業先で連続して勤務できる期間は3年間であり、それ以降は正社員として働くか別の就業先を探すのかの選択になります。
派遣薬剤師になるには
派遣薬剤師になるには、薬剤師人材派遣会社へ登録する必要があります。
薬剤師人材派遣会社とは、薬剤師向け転職サイト(エージェント)を指します。
こちら↑から選択していただければ間違いないです。
ただし、転職サイトには持っている派遣の案件数に大きな差があります。
派遣に強い転職サイトを選び登録すべきです。
【派遣に強い】転職サイトは2社
転職サイトはそれぞれに強みをもっています。
”病院特化” ”企業案件豊富” ”非正規案件特化” など会社によって様々です。
【派遣薬剤師に強い転職サイト】は以下です。
オススメ度 | |
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コメント | 高額派遣の元祖、時給4000円+住居付き案件など好条件求人多数あり、派遣をするなら登録必須! |
特に良かったのは、求人票に載っていない細かい情報、例えば職場の雰囲気やスタッフの人柄、残業時間の実態などを教えてくれたことです。自分だけではわからないリアルな情報を提供してもらえたことで、安心して応募することができました。
ファルマスタッフは派遣はもちろん転職を考えているすべての薬剤師に非常におすすめできるサイトです。特にサポートの質と、求人の豊富さには大変満足しています。
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項目名 | 短期間派遣でも薬剤師賠償責任保険に加入してもらえるため安心した勤務ができます。Twitterではリアルタイムで好条件案件を発信! |
まず、求人数が豊富で、選択肢がたくさんあるのが良かったです。自分の希望する条件、例えば勤務地、勤務時間、仕事内容などを伝えると、コンサルタントがそれに合った案件をいくつか提案してくれました。
特に、派遣先の雰囲気や具体的な勤務環境について、細かく説明してくれるのが助かりました。派遣先の情報をよく知っている印象を受けたので、ミスマッチが少ないと感じました。
派遣登録は何社までしていいのか?
特に制限はありません。
案件の種類も転職サイトによって違うため、複数登録するメリットはあります。
しかし、あまりに多く登録すると対応に困り、転職サイト側に迷惑をかけることにもなります。
それ以上になると、各派遣会社からの案件の紹介と意思決定のタイミングが複雑になり、対応に難しいです。
派遣までの流れ:転職サイト登録〜就業
どの転職サイトであっても、大まかな流れは同じです。
転職サイト登録から就業までの【6-STEP】👇
① 転職サイトで無料登録:必要事項を入力
(例:名前、住所、年齢、薬剤師免許の有無、就業希望時期、希望条件など)
② 転職サイトより連絡:経歴確認、希望条件聞き取り(面談)
③ 案件提示:メールで複数件
④ 就業希望案件を伝えて、最終受け入れ確認
⑤ 派遣先決定:必要書類のやりとり
⑥ 就業
詳しくは➡︎転職サイトの使い方・選び方
派遣薬剤師が担当する仕事・しない仕事
派遣薬剤師が担う仕事は限定的です。
短期間でも即戦力で働くためです。
○ 【担当する仕事】
調剤・監査・投薬・薬歴記載・予製作成
△ 【派遣先による】
在宅業務・発注
× 【担当しない仕事】
発注・トラブル対応・開局閉局処理
経験上、調剤・監査・投薬で仕事の大半を占めます。
就業初日に採用薬一覧と薬剤保管場所一覧をもらうことをオススメします!
メリット・デメリット
派遣薬剤師で働くうえでメリット・デメリットを理解しておくことが重要です。
○ メリット
- 高時給:時給4000円なら月給60万円以上も可能!
- 期間を限定して就業できる:1ヶ月の短期間もあり
- 勤務条件の融通がききやすい:午前/午後のみ、住居付きなど
- プライベートとの両立がしやすい
- 色々な薬局で勤務できる経験:調剤〜投薬までのオペレーションも様々
- 人間関係に深く関わらなく勤務できる
✖︎ デメリット
- 派遣切りの可能性
- 福利厚生の不安定さ(ボーナスや退職金がないことが多い)
- 長期的なキャリアプランをたてづらい
- 転職の際に経歴として不利になる場合がある
- 勤務先で立場が弱い傾向、職場に馴染みにくい場合もある
- 薬剤師過剰になると案件が減る未来も?
派遣薬剤師に向いている人
派遣薬剤師は雇用形態が正社員とは違う点が多く、向き不向きがあります。
柔軟な働き方を求める人
正社員では認められないシフトや週休数など、柔軟に雇用時間と勤務日を決めることができます。
もちろん日々決めるのではなく、就業開始日以前に雇用契約書によって定めた範囲内となります。
スキルアップを目指す人
いろいろな仕事場を経験したい方には適しています。
期間を決めて職場を変えることが可能だからです。
短い期間で様々な科を経験し、一気に知識をつける方法もスキルアップになります。
限られた業務の中で仕事をしたい人
派遣薬剤師の仕事内容は正社員に比べて限定的です。
職場によっては”投薬業務のみ”を任せられる場合もあります。
限られた業務のみを繰り返し行いたい人は向いています。
派遣薬剤師を円滑にこなすコツ
派遣薬剤師として務める際に、経験上いくつかのポイントをおさえれば、円滑に業務を遂行することができるでしょう。
第一印象が重要
派遣に限ったことではないですが、職場に初めて訪れる際はできるかぎり好印象を与えましょう。
派遣は期間が短いこともあり、初めについたイメージを変えることが難しいです。
勤務中も派遣とはいえコミュニケーションを大事にし、職場で良好な人間関係を作れるように心がけましょう。
採用薬品を迅速に覚える
採用薬品を真っ先に覚えるようにしましょう。
派遣会社の担当者を通じて、採用薬一覧を勤務前に取り寄せてもいいくらいです。
採用薬を覚えると仕事の効率が一気に上がります。
そのためには、採用薬品をどれだけ早く把握して理解できるかが勝負です!
就業前の雇用契約の段階が重要
派遣会社の担当者としっかりと話をすることが大事です。
自分の希望にあった雇用条件に可能な限り近づけるように、担当者と交渉しましょう。
担当者は薬剤師派遣のプロです。
今の自分の価値を教えてもらい、納得できる雇用契約をむすぶことが、派遣薬剤師をするにあたり最も重要です。
派遣【体験談】3選
❶ 時給4000円+住居付き(三重県)
三重県南部の住居付き高額案件でした。
おつぼね事務員のパワハラがありましたが、派遣会社の担当者が親身になって対応していただけました。
派遣にはトラブルもあるため、実績とサポート力のある派遣会社へ登録するべきであると実感しました。
❷ 時給2900円(大阪市西成区)
理由は日本でも有数の治安の悪さを誇る西成区!
患者層は99%男性かつ100%生保でした。女性が勤務するのはリスクがあると感じます。
関西在住で治安のリスクを覚悟できる方は、一度体験してみてはいかがでしょうか。
❸ 時給3000円:高額派遣を利用し、育児休業給付金を手厚くもらえた体験談
ただし、育児手当をもらうにはいくつか注意点があります。
金銭面以外にも勤務時間に融通がきき、プライベートとの両立がしやすいです。
結婚して子供を授かるまでの貴重な時間を派遣薬剤師に挑戦してみてはどうでしょうか。
派遣薬剤師:Q &A
① 派遣切りはあるのか?
今まで契約が更新できなかった経験はありませんでした。
派遣薬剤師を求めている時点で、人材難であることが多いためです。
ただし、勤務態度に問題のある場合は契約更新は断られるでしょう。
② 福利厚生は?
法定福利厚生(各種保険、年金など)は条件を満たすと派遣会社で加入することができます。
派遣会社によっては研修や就業のコツなどフォロー体制が整えられていることがあります。
転職サイトを見比べる際に、法定外福利厚生にも着目するといいでしょう。
③ 派遣先でトラブルにあったら?
派遣先の管理薬剤師、もしくは派遣元の担当者が力になってくれます。
いざという時のためにも、経験豊富な”派遣薬剤師に強い転職サイト”を利用することをオススメします!
まとめ
・薬剤師派遣をするには、薬剤師人材派遣会社への登録が必要
・薬剤師人材派遣会社とは薬剤師転職サイト(エージェント)のことを指す
・派遣登録は”特に薬剤師派遣に強い”2社
・派遣期間は最短1ヶ月〜最長3年
・時給2500〜4000円、薬剤師過疎地にいくほど好条件
・業務は限定的であることが多い(調剤・監査・投薬のみ)
・メリット(給与、条件に融通が利く etc.)
・デメリット(派遣切り、転職の際に経歴としてみなされない etc.)