正社員:病院

薬剤師転職失敗!【病院薬局長に採用されるも苦悩の日々】大阪府

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  • 病院薬局長案件の実態を知りたい
  • 病院薬剤師で高収入を得たい
  • 病院薬局長の悩みを知りたい

などと考える薬剤師はおられるのではないでしょうか。

事実、病院薬剤師へ転職するにあたり、高収入を求めると薬局長案件が選択肢に入ってきます。

筆者のプロフィールはコチラ

筆者は約5年前に”年収600万以上の病院薬局長案件”に応募し現在まで勤務しています。

➡︎応募から採用までの記録はコチラ

この記事を読むことで、病院薬局長案件に転職した後に経験した苦悩を知ることができます。

病院薬剤師で高収入を求める転職活動の一考になれば幸いです。

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まとめ

・転職後、半年までの苦悩:現状把握、人間関係、法令遵守、薬剤師賠償保険など

・転職後、半年以降の苦悩:業務調整、教育、業務拡大、トラブル対応など

・『小規模病院✖︎薬局長求人=地雷求人多数』、慎重に検討すべき

病院薬局長へ転職:半年までの苦悩

現状把握

初めの半年は新しい職場の現状把握に全力を尽くします。

小規模病院の場合、薬局長といえどルーチン業務が大半をしめるので、まずは覚えないといけません。

ミチル♂
ミチル♂
小規模病院の場合は他でありえないようなローカルルールも多数存在していることがあります。

改善の余地のある業務であっても、転職して早々に是正すると反発され仕事がやりにくくなります。

特に年齢層が高い薬局の場合は、変化することを嫌う保守的な薬剤師が集まっている傾向にあります。

転職後の初めの半年は業務の改善よりも、まずは職場の現状把握に徹することをお勧めします。

 

人間関係

初めの半年は人間関係の構築が大切です。

薬局では外部の人間が薬局長となるので、一定期間は品定めされるでしょう。

薬局外では院長・各医師・事務長・各師長・各課長あたりを必ずおさえるべきです。

ミチル♂
ミチル♂
初めは挨拶から、徐々に顔を売っていき、ある程度仕事に慣れてきた頃より意見していくと仕事が円滑にいきます。

主要ポストのスタッフは年齢層も高いことが多く、いまだに飲み会などの職場外の誘いもあります。

それも仕事のうちと割り切って参加した方が経験上よかったですね。

法令遵守

転職後、法令遵守できていないことが発覚することがあります。

内容によっては試用期間中(一般的に転職後3ヶ月以内)に辞退し別の就業先を探した方がいいこともあります。

例えば、麻薬に関することや毒薬や血液製剤関連はコンプライアンス違反となると責任は重大です。

試用期間中に問題が発覚した時は、必ず院長や事務長を巻き込んで対処するべきです。

ミチル♂
ミチル♂
早い段階で、算定に関わることも要件を満たせているのか確認しておくべきです。

厚生局の監査時に返金となるであろうことに気づいたのであれば、早急に対処しましょう。

 

薬剤師賠償責任保険の有無

入職時に確認しておくことがベターです。

ある程度の規模の病院では当然加入を促されますが、小規模病院となると病院薬剤師会にさえ加入しておらず薬剤師賠償保険がかけられていないことが多いです。

病院薬剤師会を通さずに個人でも入れる保険もあるので、病院から加入してもらうように打診することを勧めます。

例)東京海上日動の薬剤師賠償責任保険

病院薬局長へ転職:半年以降の苦悩

半年が経過すると徐々に仕事にも慣れ始め、薬局長の悩みも変化してきます。

業務調整

筆者は他部署との業務調整が最も難しいと感じます。

引き受けるべきかどうか、いつも悩みます。

ミチル♂
ミチル♂
前提として薬局と病院の現状を知らなければ判断を間違います。

半年ではまだまだな部分もあるので、薬局内のスタッフの意見も参考にし、経験を積み重ねて判断の精度を上げていく必要があります。

 

教育

小規模病院は教育システムが皆無であることが多いです。

教育することが不可能なため新卒は採用しない病院もあるくらいです。

教育も薬局長次第となってしまうことがほとんどで、悩ませられることが多いです。

業務拡大

経験上、小規模病院であれば業務拡大は苦労することになります。

一番の問題点はマンパワー不足です。

世間では薬剤師は充足していると言われていますが、小規模病院は例外です。

小規模病院は特に人気がなく、正社員の募集をかけてもよほど年収を高く設定しない限り応募はこないです。

ミチル♂
ミチル♂
薬剤師が採用できないとなると現状維持が精一杯で、業務拡大は難しくなります。

上からの圧力で業務を押し付けられることがあると、苦しい判断を迫られることになります。

 

トラブル対応

調剤ミスや他部署とのいざこざ、訴訟問題などキリがないです。

薬局長の範疇であるかを常に考えつつ、冷静に対応するしかないですね。

これから即病院薬局長案件へ応募される方へ

事実、小規模病院✖︎薬局長案件=地雷求人であることが多いです。

  • なぜ、薬局長の求人なのか?
  • なぜ、歴代薬局長は辞めたのか?

など、病院見学または転職時の情報提供により調査すべきです。

病院薬剤師で高年収を狙うとなれば、薬局長案件は魅力的ですが、実際は経験がないと難しいことが多く気合だけでは乗り切れないです。

これから即薬局長案件へ転職を考える方は慎重になることをお勧めします。

ミチル♂
ミチル♂
ミチル♂は即薬局長案件に応募し、今日まで苦悩の連続を経験してきました。

ここ数年で薬局長(薬剤部長)としても板についてきましたが、挫折と成長を日々繰り返しています。

 

まとめ

まとめ

・転職後、半年までの苦悩:現状把握、人間関係、法令遵守、薬剤師賠償保険など

・転職後、半年以降の苦悩:業務調整、教育、業務拡大、トラブル対応など

・小規模病院✖︎薬局長求人=地雷求人多数あり、慎重に検討すべき

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