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- 療養病院へ転職を考えている
- 療養病院で働く薬剤師の経験談を知りたい
と、考える薬剤師はおられるのではないでしょうか。
確かに療養病院は一般的な病院と多くの違いがあります。
筆者は今まで400床規模の療養病院で約5年間薬剤部長として勤務した経験があります。
この記事を読むことで、療養病院で実際に働いて感じたメリット・デメリットを知ることができます。
療養病院へ転職を考えておられる薬剤師の一考になれば幸いです。
メリット
- 高年収、高待遇
- ルーチンワークに集中できる
デメリット
- 業務拡大が見込みにくい
- 病院薬剤師の経歴として見られないこともある
- スキルアップに繋がりにくい
- 保守的な職員が集まる傾向にある
療養病院へ転職した実体験記事はコチラ
療養病院:メリット2選
給与・待遇
不人気であるが故に慢性的な人手不足であることが多いです。
そのため給与水準が高めです。
500万円以上の提示提示をする病院も珍しくはないです。
待遇は【土日休み・当直なし・残業なし・休日出勤なし】など、ライフワークバランスがとりやすい傾向にあります。
仕事内容
臨時薬・定期薬の調剤・監査が中心であることが多いです。
服薬指導も療養病院では対象者が少なく、活発にできていない病院が多いようです。
また病態が安定している患者様が多く、急な投薬が必要となることが少ないです。
結果として、予定外の勤務が少なくルーチンワークに集中できる傾向にあります。
療養病院:デメリット4選
仕事内容
調剤・監査業務中心のルーチンワークで業務の大半を占めることが多いです。
慢性的な人手不足で業務拡大も難しく、日々が同じ繰り返しとなる感じる可能性が高いです。
人手不足が原因で新たな業務もできず、現状維持の変わらない毎日でした。
経歴評価
調剤薬局や病院の中には、療養病院での経歴は病院経験とはみなさないところもあります。
今後の薬剤師人生のキャリアを考えるのであれば、療養病院で働くことが悪影響となることもあるので注意が必要です。
スキル
急性期病院などに比べ薬剤師のスキルアップに繋がりにくいです。
容態が安定されている患者様が多く、薬の投与を経時的な変化をもって確かめる機会があまりに少ないです。
またカルテから学ぶことは多いですが、医師のカルテ内容も急性期ほど充実していません。
以上のことより、臨床知識を深めることが難しい環境であると言えます。
社風
安定的で保守的な薬剤師が多い印象です。
悪い言い方をすると、あまり向上心のない方が多いかもしれません。
それは薬剤師だけにかかわらず、医師や看護師などすべての職種に当てはまると思います。
まとめ
療養病院への転職は、メリット・デメリットをふまえた上で検討することをお勧めします!
メリット
- 高年収、高待遇
- ルーチンワークに集中できる
デメリット
- 業務拡大が見込めない
- 病院薬剤師の経歴として見られないこともある
- 保守的な職員が集まる傾向にある