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病院薬剤師とは?【現薬剤部長執筆】年収|求人|仕事内容|体験談など〈徹底解説〉

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  • 病院薬剤師を詳しく知りたい
  • 病院薬剤師への転職を考えている
  • 病院薬剤師の実情・経験談を聞きたい

今回は現薬剤部長である筆者が、病院薬剤師を徹底解説します。

詳しいプロフィールはこちら👇

薬剤師夫婦の自己紹介

この記事では筆者の経験談をベースに書き記します。

この記事を読むことで、”病院薬剤師”の実情を簡潔に知ることができます。

病院薬剤師へ転職を考える方の一助になれば幸いです。

まとめ

・病院勤務薬剤師は他の業種の薬剤師とくらべて低年収

・病院の規模や種類によって仕事内容/年収/求人状況は異なる

・年齢によって現実的な病院転職先は限られる

・病院に強い転職サイトを選んで登録

・筆者の実体験記事を読んで病院薬剤師転職の参考に

病院薬剤師とは

薬剤師の勤務先の中では、医療に最も直接的に携われて臨床知識が身に付く職場です。

一方で、給与水準が最も低いデメリットがあります。

仕事内容

病院薬剤師の業務は多岐に渡ります。

【業務内容一覧】

調剤・監査・病棟業務(服薬指導、各種カンファレンス参加)・持参薬鑑別・チーム医療(感染、褥瘡、緩和…)・TDM(薬剤血中モニタリング)・混注業務(TPN、抗癌剤)・DI業務・各種会議(医療安全、感染対策…)・研修業務(新人、他部署…)・コンサルテーション

など

ミチル♂
ミチル♂
病院の規模によって仕事内容は大きく変わります。

大規模になるほど様々な業務に従事することができ、小規模になるほどマンパワー不足で調剤業務に集中せざる得ない傾向があります。

 

病院の分類

大きく以下の3つに分類され、それぞれに特色があります。

【分類】 【特色】
国立病院機構
  • 厚生労働省が管轄する独立行政法人
  • 準公務員:公務員試験は不必要
  • 最先端医療を学べる
  • 機構内を転勤あり
  • 給与水準:高め
  • ほぼ新卒採用のみ
大学病院
  • 国立系・私立系に分かれる
  • 最先端医療を学べる
  • 給与水準:病院による
  • ほぼ新卒採用のみ
公立病院
  • 市町村が運営
  • 公務員試験が必要
  • 給与水準:低め(自治体規定による)
民間病院(大規模:400床以上)
  • 地域の中核病院を担う
  • 一通りの病院薬剤師業務に携われる
  • 給与水準・仕事内容:病院による
  • 求人:年齢制限を設けている傾向
その他の民間病院
  • 一般、専門(療養・精神科・透析…)病院など様々
  • 給与水準:病院による
  • 求人:特に制限ない傾向
  • 設備:病院によって大差がある
  • 勤務形態:様々(当直なし、移動なし…)

病床(ベッド数)別の施設割合

では、日本にはどれくらいの規模の病院が何施設くらいあるのでしょうか。

以下の病床(ベッド数)別施設割合の図を見てみましょう。

【厚生労働省 令和元年度 政府統計資料より引用】

つまり、全病院のうち200床未満の小規模病院が約7割を占めます

給与(病院種類別)

病院の規模や種類によって大きくかわります。

以下は大まかな目安となります。

【分類】 【給与】
国立病院機構 平均年収:約600万円  初任給:約20万円/月
大学病院 平均年収:約550万円  初任給:約20万円/月
公立病院 平均年収:約550万円  初任給:約18万円/月
民間病院 平均年収:約480万円  初任給:約20万円/月
ミチル♂
ミチル♂
民間病院以外はしっかりと昇級し年々給与アップしていく傾向にあります。

一方、民間病院は定期昇級は少ないために給与が伸び悩むケースが多いと感じます。

ただし、民間病院は病院間での給与格差が最も大きい印象です。

 

年齢別:現実的な病院転職先

現実的に年齢別で就職できる病院がある程度決まってきます。

理由は年齢制限があったり、新卒しか募集しないことがあげられます。

以下に、現実的な年齢別病院転職先を表にしました。

20代
  • 新卒であれば国立病院機構、大学病院が可能
  • 公立病院
  • 民間病院
30代
  • 公立病院(公務員試験の規定による)
  • 民間病院(一部の大規模病院は30代でも年齢制限あり)
40代
  • 民間病院(中小規模)
50代以降
  • 民間病院でも採用を見送られるケースあり
  • 小規模病院の役職候補は需要あり
ミチル♂
ミチル♂
40代以降になると病院の転職先は限られてきます。

しかし、200床未満の小規模民間病院が全病院の7割を占めている現状を考えると、40代以降も病院転職のチャンスはまだまだあると考えます。

 

病院求人の探し方

  1. 国立病院機構/大学病院:各施設からの募集情報のみ(大学の就職支援室に情報あり)
  2. 公立病院:運営自治体に確認
  3. 民間病院(400床以上):各施設からの募集情報のみ、一部転職サイトに掲載あり
  4. 小規模民間病院:様々な媒体で募集情報あり

つまり、小規模民間病院のみ求人検索に選択肢があります!

以上をふまえた上で、病院薬剤師求人を探すオススメ方法を紹介します。

おすすめ度【☆☆☆】転職サイト(病院薬剤師向け)

自分で求人を探すより、転職サイトを使うことをオススメします。

案件数、給与・条件交渉など転職サイトを使ったメリットは多くあります。

また転職サイトはそれぞれに強みをもっています。

”病院特化” ”企業案件豊富” ”非正規案件特化” など会社によって様々です。

【病院薬剤師に強い転職サイト】は以下です。

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薬剤師の転職ならジョブデポ薬剤師 

ミチル♂
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病院に強いサイトに登録すべきです!

薬キャリは必須として、あと1社を併用するのがベターでしょう。

 

転職サイトの使い方

どの転職サイトであっても、大まかな流れは同じです。

転職サイト登録から就業までの【6-STEP】👇

① 転職サイトで無料登録:必要事項を入力

(例:名前、住所、年齢、薬剤師免許の有無、就業希望時期、希望条件など)

② 転職サイトより連絡:経歴確認、希望条件聞き取り(面談)

③ 案件提示:メールで複数件

④ 就業希望案件を伝えて、最終受け入れ確認

⑤ 派遣先決定:必要書類のやりとり

⑥ 就業

転職サイトは何社まで登録していいのか?

特に制限はありません。

案件の種類も転職サイトによって違うため、複数登録するメリットはあります。

しかし、あまりに多く登録すると対応に困り、転職サイト側に迷惑をかけることにもなります。

ヒナタ♀
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経験上、2社までに留めることをおすすめします。

おすすめ度【☆☆】転職”情報”サイト:非エージェント系

転職サイトではなく転職”情報”を掲載しているサイトもあります。

コメディカルドットコムが一例です。(indeedなど)

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コメディカルドットコムとは?
  • 転職エージェントではなく転職情報掲載サイト
  • 直接、掲載元の人事担当へ応募する形
  • 就職が決まれば支援金がでる
  • 案件数は約3000件程度であるが、転職エージェントにはない案件が多数ある

つまり、求人広告を見るようなイメージです。

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フォームに沿って名前・住所・資格などを入力するだけ、無料で簡単に登録できます。

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育児中は病院薬剤師がおすすめ!病院未経験者の体験談(コメディカルドットコム利用)大阪市病院薬剤師であれば、育児中でも両立は可能です。この記事はコメディカルドットコムを利用し、病院未経験の主婦薬剤師が療養病院の正社員へ転職した実体験です。働き方に悩む主婦薬剤師の一助になれば幸いです。...

おすすめ度【☆】ハローワーク

求人側の金銭的負担がかるいことが大きなメリットです。

求人コストをなるべく安く抑えたいため、ハローワークにしか募集をださない施設もあるくらいです。

今や職安に出向いて登録しなくてもネットで求人を探せます。(一部非公開あり)

【公式】ハローワーク👇

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ヒナタ♀
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パートの求人が豊富な印象です。

簡単登録で全国の求人を探せるので、登録する価値はあります。

病院薬剤師【経験談】3選

❶ 【調剤薬局には就職するな!】現病院薬剤部長が語る・新卒薬剤師には病院を勧める理由

https://career-ph.com/not-pharmacy/

ミチル♂
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若いうちに病院を経験しておくと、後の薬剤師人生が楽になります。

 

❷ 病院薬剤師で高年収(600万円以上)|療養病院へ転職した実体験

https://career-ph.com/recuper1/

ミチル♂
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療養病院は高い年収を提示してもらえる傾向あります。

療養病院であるメリット・デメリットを理解した上での転職をオススメします。

 

❸ 高年収!即薬局長案件に転職した経験談と苦悩の記録

https://career-ph.com/miss-ph/

ミチル♂
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薬局長案件は高年収が期待できますが、それだけにハードルが高いです。

初めの一年は悩みがつきないでしょう。