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- 高年収、小規模調剤薬局へ転職した実体験を知りたい
- ”在宅業務”の立ち上げに興味がある
- 調剤薬局の譲渡を期待している
筆者は今まで大手〜個人経営まで様々な調剤薬局で勤務した経験があります。
この記事では今まで筆者が経験したノンフィクションの実体験を書きます。
この記事を読むことで、”高年収”かつ”在宅の立ち上げ”に関われ、かつ”譲渡話をいただいた”実体験を知ることができます。
転職を悩む薬剤師の一助になれば幸いです。
・小規模調剤薬局は個人の裁量が大きい
・”在宅”立ち上げは苦労するが貴重な経験
・面接時の薬局譲渡の話は疑って聞くべき
・在宅求人は転職サイト選びが重要➡︎2023年版・薬剤師転職サイトの選び方
求人探し
転職の経緯
独立を視野に三重県の調剤薬局に勤務している際、在宅業務を熱望し”在宅業務”の立ち上げを社長に提案していました。
しかし、数年たってもマンパワー不足と採算性を理由に”在宅業務”に踏み出す考えはないようでした。
そんな中、”在宅業務”への思いを叶えるべく、転職する決意をしました。
独立を視野に働いていましたが、その前に在宅経験をしておくことも重要であると考えました。
転職サイトへ登録
在宅求人を自分で探すことは難しいです。
手当たり次第に求人を探すのにも無理があるでしょう。
やはり現在における薬剤師転職は、転職サイトに頼らざるえないでしょう。
今回は以前に派遣でお世話になった転職サイト”ファルマスタッフ”へ連絡することにしました。
ファルマスタッフのHPより登録フォームがあります。↓
【公式】在宅案件豊富!名前や住所などを入力するだけ、無料で簡単に登録できます。
ファルマスタッフは”高額派遣”はもちろん、多くの正社員求人も豊富です。
高額派遣で有名ですが、正社員案件もトップクラスです!
初回電話対応
以前にお世話になった担当者へ電話をすると、担当地域が変わったらしく、新しい担当者から電話をもらえる段取りとなりました。
1時間後、さっそく新しい担当者から電話がかかってきました。
挨拶から始まり、経歴⇨希望条件を確認していきます。
転職希望理由と希望条件を聞かれますので、事前に考えておくとスムーズに話はすすみます。
ファルマスタッフの提案を加味し、在宅業務に携わることを最優先とした以下の希望を伝えました。
- 在宅業務に携われる調剤薬局
- 高年収(600万以上)
- 自宅から通えるところ
案件提示
即日、メールにて5件の案件提示がありました。
すべて年収は600万を超えており、すべて在宅業務に携われる管理薬剤師募集案件でした。
それだけに、算定だけのためにわずかの”在宅業務”だけをしているところは望みませんでした。
提示案件のうち1件が”在宅業務立ち上げ”の人員を募集されておりました。(以下の案件例)
”在宅業務立ち上げ”なら多くを学べるに違いないと思い、見学と面接を希望しました。
【案件提示(イメージ)】
薬局名 | ○○薬局 ■■店 |
---|---|
場所 | 滋賀県県●●市 |
時給 | 年収650万 |
契約期間 | 定めなし
試用期間:3ヶ月 |
就業時間・曜日 | 月〜水、金: 8時30分 〜 19時00分 2時間半休憩含む
木、土: 8時30分 〜 12時00分 休憩なし 残業あり、1分単位で申請可 |
スタッフ数 | 薬剤師:2名、事務:1名 |
店舗の概要
・ 備考 |
滋賀県に4店舗を運営する調剤薬局です。
総合内科の門前です。 1日40枚程度の処方箋を受け付けています。 近隣の訪問看護師からの要望で早急に在宅業務に参集すべき状況となっています。 在宅経験者はおらず社長と”在宅業務立ち上げ”を担う必要があります。 在宅業務経験のない方の応募も可能です。 若くてヤル気のある薬剤師を求められています。 3ヶ月経過後に管理薬剤師へ登用となります。 社長は昨年に代替わりされており、非常に気さくな人柄です。 |
その他 | 車通勤可、交通費支給 |
しかし、すでに在宅関連の学会に参加しており、SNSを通じて”在宅担当薬剤師”とのつながりがありました。
そのため経験者がいなくても、当時はなんとかなるだろうと自信さえありました。
薬局が小規模であることは、独立を視野にいれていたため、むしろ歓迎でした。
さっそくファルマスタッフに面接を受ける意思があることを伝えるとすぐに日程調整となりました。
面接
本社でファルマスタッフ担当者の同席のもと、社長と面接です。
THE2代目社長でした。
優しさが滲み出ており、何をするにも決めきれない様子でした。
非薬剤師であり、薬剤師の提案にはすべて前向きに協力していることを話されました。
社長は店舗の売却まで考えており、独立を希望する私には好条件でした。
内定
面接の後、即日で”内定”のお返事をいただき、手続きを始めます。
社長の一存で内定が決まりました。
小規模の調剤薬局の採用事情はだいたいこのような感じです。
就業開始日が決まり、それまでに”ファルマスタッフ”を通し雇用契約書や健康保険など書類を郵送でやりとりし、手続きをすすめていきます。
就業
就業初日
就業初日は”ファルマスタッフ”担当者が同行していただけました。
調剤薬局に入ると、社長と管理薬剤師に出迎えていただき、挨拶と双方の紹介です。
雇用条件を契約書を通して再確認が終わると、さっそく仕事内容の説明となり就業開始となります。
3ヶ月が経過し、予定通り正式に管理薬剤師登用の時期も決定しました。
仕事内容
一般的な調剤薬局の仕事内容でした。
内科の門前でしたが、病院が少ない地域のため、様々な科の処方がきました。
薬剤師が常時2人と補助がいましたが、午前中のピークタイムを除き薬剤師1名でもまわせる業務量でした。
『余裕のある時間は”在宅業務”に好きに使っていい』と社長より指示をいただきました。
在宅業務の立ち上げ
私が就業する3ヶ月前に地域の訪問看護ステーションより1名の在宅指導依頼がありました。
内容は訪問看護師が薬を管理していましたが、ショートステイ際の薬の準備などで看護師の訪問時間内では手に負えなくなってきたための依頼でした。
訪問看護ステーションと近隣の病院に営業に行くことで、在宅業務は軌道に乗りました。
在宅業務も営業も1ヶ月もすれば慣れてきて、薬局外にでていくことが楽しみになりました。
地域医療連携会議
営業活動を続けていると、包括支援センターのケアマネより地域医療連携会議に出席の依頼がきました。
地域向けに在宅支援の劇や定期的なカンファレンスなど、まるで地域が1つの医療機関であるように協力しあうことができました。
ただ、地域医療連携会議の薬剤師の席は少ないために、出席したくてもなかなかチャンスがこないのが実情ではないでしょうか。
薬局譲渡
面接時に社長より薬局譲渡の話がありました。
独立を希望していたため、勤務する中でチャンスをうかがっていました。
小規模薬局は薬剤師の採用難であることが多く、少しでも内定にこぎつけたかったためでしょう。
父から譲り受けたばかりの薬局を、不採算店舗であっても譲渡する気はないようでした。
みなさん、面接時の薬局譲渡の話は書面で残さない限りは実現しない可能性が高いと思っておいた方がいいですね。
まとめ
ファルマスタッフのおかげて、”在宅業務の立ち上げ”に関わることができました。
在宅業務を通しての地域貢献は非常にやりがいがあります。
今回の記事が、在宅業務の熱望する薬剤師の一助となれば幸いです。
・小規模調剤薬局は個人の裁量が大きい
・”在宅”立ち上げは苦労するが貴重な経験
・面接時の薬局譲渡の話は疑って聞くべき
・在宅求人は転職サイト選びが重要➡︎2023年版・薬剤師転職サイトの選び方