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薬学生必見!新卒薬剤師は調剤薬局に就職するな。病院をおすすめする理由

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  • 薬学部、卒業後の進路に迷っている
  • 就職する際に何を重要視していいのかわからない

などと考えておられる薬学生はおられるのではないでしょうか。

筆者は病院と調剤薬局の両方で、大手から個人経営と様々な場所で働いてきました

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様々な場所で働いた経験より、新卒だったら絶対に病院だと思うようになりました。

この記事を読むことで、初めての就職先には病院を勧める理由を知ることができます。

これから薬剤師として就職先を考える方の少しでも助けになれば幸いです。

【新卒で病院を選ぶメリット】

  • 薬の知識が深めやすい(電子化された施設がオススメ)
  • 実際の薬の使い方を学べる(医師との意見交換が重要)
  • 病態の理解がしやすい
  • 若い時の病院経験は転職時に圧倒的に有利
  • 他職種との交流を持ちやすい

薬の”知識”

え、調剤薬局でも身につきますけど、、と思いますよね。

確かに調剤薬局であっても学ぶことは十分にできます。

ただ病院であれば薬の”知識”を学ぶスピードが段違いに早いです。

理由はカルテを見れることで薬を知識が病態と繋がって理解できるからです。

今や薬の情報はネットがあればどこでも大差なく手に入れられる状況です。

得た情報に病態を繋げることで、本当に理解したことになると考えます。

ミチル♂
ミチル♂
病院であっても電子カルテが導入されていなければ、日常的にカルテを見ることが難しいです。

病院選択の際には電子化の有無は必ず確認することをお勧めします。

薬の”使い方”

病院に勤めていると医師より薬の選択の意見を求められることが調剤薬局に比べて圧倒的に多いです。

意見を求められることで否が応でも答えなくてはなりません。

添付文書だけで答えられることもあれば、より納得のいく薬の選択をしたいと考えると学会のガイドラインや文献検索などが必要となってきます。

その日々の繰り返しで薬の”使い方”が身についていきます。

筆者は医師との意見交換を繰り返すことで薬の選択に自身を持てるようになりましたね。

病態の理解

病院にいていると、この病気がどんな過程を辿っていくのかを、経時的に追うことができます。

電子カルテを開けるとすぐに病態を理解するには十分な情報が手に入ります。

すぐに患者様のベッドサイドにいけることもできますし、看護やリハビリの情報も聞くができます。

やはり薬と病態はセットで理解する必要があります。

転職時に有利

生活環境がかわり一度は転職を考えることもでてきます。

新卒である程度の規模の病院に努めて数年経験すれば、薬剤師として働くならどこへ行っても十分に即戦力となることができるでしょう。

調剤薬局は調剤報酬の知識が必要ですが、それは実際に働けば数ヶ月で身に付くものです。

調剤報酬の方向性も、今までの調剤に重きをおいたものではなく、より臨床知識が必要な項目にシフトが始まっています。

まさに病院で身につきやすい知識が、調剤薬局においても今後ますます重要とされてきます。

実体験

筆者は新卒で働いた病院を辞めてから、調剤薬局を数店舗経験しました。

派遣が初めての調剤薬局でしたが、調剤報酬の簡単な説明を受け投薬までの流れの他は、病院の知識があれば困ることは何もなかったです。

管理薬剤師となっても知識面で他店舗から頼られることが多かったですね。

薬の情報は調べたわかることがほとんどですが、実際の検査値の動きや薬の選び方など実臨床でしか得られない知識から導き出す考えを頼りにされていたように思います。

転職サイトに相談する際も、病院経験はプラスに評価されることが多かったです。

他職種との交流

調剤薬局に勤めていると、どうしても薬剤師と事務以外とかかわることが少なくなります。

一方、病院は医者や看護師は仕事をする上で避けて通れませんし、検査技師や理学療法士やMSWなどから情報を得ることも重要です。

自然と繋がりが増えて職種を超えて仲良くなれることが多いです。

そうなることで自分の知見を広げることになり、人として非常に貴重な体験を若くしてできることになります。

もちろん調剤薬局においてもできないことはないですが、あくまで病院の方がやりやすいということです。

ミチル♂
ミチル♂
薬剤師以外も参加する学会へ行くことをお勧めします。

他職種と一緒になって知識を深められるし仲良くもなれるしメリットいっぱいです。

参考)デメリット

なんと言ってもお金💰ですね。

どう考えても病院薬剤師は不遇です。

筆者も新卒で働いた病院では、当直を月に3回、週休1.5日、日曜当番を月に1回で手取り20万ちょっとでした。

しかもボーナスはわずか、昇給も年にワンコインぐらいですからね。

薬学生時に奨学金をもらっている場合はとてもじゃないけど、生活できません。

調剤薬局に比べて給与面や条件面では圧倒的に劣ります。

まとめ

とはいえ、唯一のデメリットである給与の問題は大きいですね。

筆者も何人もお金が理由で調剤薬局へ転職された方を見てきました。

病院薬剤師の低給与問題は各地で議論されています。

少しでも病院薬剤師の待遇が改善されることを願います。

【新卒で病院を選ぶメリット】

  • 薬の知識が深めやすい(電子化された施設がオススメ)
  • 実際の薬の使い方を学べる(医師との意見交換が重要)
  • 病態の理解がしやすい
  • 若い時の病院経験は転職時に圧倒的に有利
  • 他職種との交流を持ちやすい